トルコ国西部地震災害 1次隊

災害の概要

診療所の出入り口

トルコ国イスタンブルを含む西部地域(震源地はイスタンブルから約110km コジャエリ県イズミツト市)において、現地時間8月17日午前3時2分にマグニチュード7.4の地震が発生し、その後も余震が続いており、イズミツト市、アダパザル市、イスタンブル市を中心に人的、物的両面で甚大な被害が生じた。日本時間9月12日時点での被害状況はトルコ政府危機管理センターによれば死者15,466人、負傷者23,964人となつており、被害は一段と増えてきている。
最も甚大な被害を受けたキルジュク市からアダバザル市に至る約30の地域においては家屋の6割近くが全壊し、50万人を越える全住民が住居を失っていると伝えられている。トルコ国政府筋は最終的な死亡者数を約4万人と予測している。

トルコ国西部地震災害1次隊 記録ビデオ


派遣期間

夜のミーティング

平成11年8月18日から8月31日まで14日(実働9日間)

派遣隊員

医師 3名、看護士 6名、医療調整員 3名

活動場所

  1. yalovaで救出活動場所での移動診療
  2. sakaryaの石炭貯蔵庫(空倉庫)での診療

活動成果

治療内容内訳

総計 804人(外因性疾患 262件、内因性疾患 707件)

投薬
637件
消毒
46件
切開排膿
5件
点滴
7件
創面切除
7件
縫合
5件
その他
14件

必須医薬品の消費量

トルコ国西部地震災害 1次隊での必須薬品です。
消費量は、約1000人当たり

品名 規格 数量 品名 規格 数量
AMPC(サワシリン) 250mg 2000 バファリン錠 300mg 100
ABPC(ビクシリンCap) 250mg 500 ロキソニン錠 60mg 700
EM(エリスロマイシン) 200mg 100 小児用バファリン   200
ナリジスク(ウィントマイロン)   220 フェロベリンA   500
CFIX(セフスパン)   100 ロペミンCap   100
オゼックス   300 健胃錠   950
オイラックス軟膏 10g 100 ビオフェルミンR   1000
AZ点眼 5ml 300 セルベックスCap   500
PL顆粒 1g 400 セブンEP   300
セデスG顆粒 1g 600 ビトレン   700
ポララミン 2mg 100 ホリゾン 2mg 100
ブルフェン 100mg 100 ソリタT3顆粒   2000
ポンタールCap 250mg 300