パプア・ニューギニア津波災害

災害の概要

現地の人たちのお祭り

津波は、1998年7月18日(金)午後7:00ごろ発生し、パプア・ニューギニア北西部の海岸を30kmにわたって被害を及ぼした。その高さは15mとも推測され、海水が内陸部5kmにも達したところもあった。

パプア・ニューギニア津波災害 記録ビデオ


被害状況

座送の機内

人的被害

死者
2,000名以上
被災者
6,000名以上
行方不明者
推定数千名

物的被害

多数の村落において家屋、水供給設備の全壊等甚大な被害をもたらしている。


被害地域

西セピック州シサノ及びアイタペ地区(州都バニモの東約100km)

被災国の対応

同国政府は7月22日に非常事態宣言を発令し、現地災害対策本部を設置し、シサノ、ワラップ、アロップ等にケアセンターを設立した他、警察及びボランティアを含むメディカルチームがこれらのセンターに派遣された。

患者搬送方法等

輸送機の機内図

今回の活動は前線医療活動、後方支援活動が陸路ではアクセス出来ない状態にあった。そのためLOGISTICは空路のみによる支援に頼わらなければならなかった。
まず、2.5トンの資材重機の輸送と多量傷射後送搬送まさにオーストラリア空軍のLOGISTICのサポートが効果をもたらし実績が出来たと思う。
多量傷者の後送搬送についてC-130貨物輸送機での臥送患者の実戦的な搬送はわが国に於いても無かったので大変貴重な資料を得た。
機内図は添付参考とする。
また航空機の所要数の算定からも7月26日18時30分のVANIMO GENERAL HOSPITALから空輸された14人、また7月28日17時30分AITAPE HOSPITAL(HEALTH CENTER)から空輸された31人が被災地HOSPITALがそれぞれ異なっているため、2日間2回にわたり実施したが、LOGISTICS学から算定できC-130輸送機1機1日1回では無理なことが分かった。